テキスタイルスクール東京 テキスタイル企業ガイダンス
■ 主催 日本テキスタイルデザイン協会
■ 日時 2003。7月5日(土)
■ 会場 宝仙学園短期大学
テーマ: 「職業としてのデザイン職のありよう」
● ファション/インテリアにおけるテキスタイルデザイナー
● 就職ガイダンスと就職情報の提供
学生を対象とした、アパレル業界、服地業界、インテリア/ホームファション業界での職業ガイダンスと就職情報の提供を目的としたセミナーが宝仙学園短期大学で開催された。進行役の杉山哲三氏(I.Fプランニング/主幹。(財)日本流行色協会/ファションアドバイザー。日本テキスタイルデザイン協会/理事)より、テキスタイル業界の近況説明のお話があり、レクチャーがスタートした。吉村東一氏(泰道リビング(株)開発部商品開発課/課長。日本テキスタイルデザイン協会/常務理事)からは「職業としてのデザイン職のありよう」企業内におけるデザイン業務について。として会社と学校の大きな違い、学生の作品とはまったく違う商品の作り方、企画の進行の仕方や就職するにあたり何をしとくべきかのお話がありました。豊方康人氏((株)アトリエアイディ/代表取締役。日本テキスタイルデザイン協会/理事)は「自営業としてのテキスタイルデザイナー」フリーランスのテキスタイルデザイナー。で図案制作の進行の仕方や、独立した場合の長所と欠点、先が見えない時代の中で独立するために必要なことの説明がありました。
大森克夫氏((株)インテリア・リド/代表。日本テキスタイルデザイン協会/監事)からは「インテリア業界の流通と商品企画」企業が求めるテキスタイルデザイナー。でインテリア業界の流通についての説明や社会で生き残るために何が必要かのお話がありました。珊瑚修英氏((株)ドゥースリー/代表取締役)からは「ファッシヨンとテキスタイルデザイン」ファッションテキスタイルの重要性。として布を作る場合何が必要か、お客様のレベルがどんどん上がっていく中どんな会社がこれから伸びていくかの説明がありました。最後に杉山氏より社会人としての心構えや必要なことの説明があり、質疑応答に入りました。どんな人材を求めているかの説明が各講師の方よりお話があり、わたなべひろこ氏(日本テキスタイルデザイン協会/理事長)より現在進行しているテキスタイルスクール東京への呼びかけなどがあり、なごやかなムードでセミナーが終わりました。参加者は57名と今回は少なめでしたが講師と学生の一体感があり良かったと思います。不況化の厳しい就職環境の中、学生とデサイン現場との距離が離れていく現在において、このようなセミナーは大変貴重な機会だと思います。インテリアテキスタイルの貴重な資料を提供していただいた杉山氏、会場を提供していただいた宝仙学園短期大学の山本氏、長野氏、関係者の皆様ありがとうございました。 (リポート 豊方康人)