第3回TDAテキスタイルスクール 大阪 7月12日(土) 大阪化学繊維会館 スクール3回目の今回は、「テキスタイルのマーチャンダイジング」をテーマに、28名のメンバーが集まり3時間があっと言う間に感じられる熱のこもった講座が開催されました。ひとくちにテキスタイルマーチャンダイジングと言っても非常に幅広く、限られた時間で解説することが難しいのですが、ファッションテキスタイル分野、寝装テキスタイル分野、インテリアテキスタイル分野の3分野に分け、それぞれ専門的立場からまとめられた内容で進行する方法をとりました。各講師とも実務で制作したマップや資料まで公開していただきながら、聴いて納得、見てナットクのスクールでした。 |
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ファッションテキスタイルMD 「マーケティングとマーチャンダイジングの起点・終点」を基本的考え方においた内容を岡本氏ならではの語り口調で、楽しくそしてわかりやすく解説されました。ややこしい横文字言葉の意味説明や、日々変化するファッション業界のMDの現状、そして氏自身の経験談を具体的に話された70年代のファッションテキスタイルの解説などは、当時の現物サンプルやムードが伝わる秘蔵写真なども飛び出し、言葉や文字では伝わらない感覚的な部分でのMDのあり方みたいなものを知ることができました。短時間でしたが耳に残る内容は今後の仕事の現場でも非常に役立つ講議でした。 |
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岡本講師
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寝装分野の商品企画 2講座目は、分野を寝装業界にしぼり近年の業界動向を計数から解説、新たなマーケットをリラクゼーションビジネスにあるという、ある意味科学的な商品開発の今を教えていただきました。日本人の4人に1人が不眠症で悩んでいる現実、眠りの科学を追求した「まくら」市場は需要不振の中で唯一市場拡大を維持している事など、日本人の生活スタイルの変化にともなった新商品開発や新ビジネスへの参入が、長い間変化の少なかった寝装業界を大きく変えようとしていることを改めて確認できました。 |
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浜野講師
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インテリアにおける環境対策 講師:石田孝清氏 株式会社スミノエ MD企画部長 スクール3回目の最後を締めたのは、インテリア分野におけるMDの中で近年の最重要課題ともいえる環境対策に関わる問題点と独自のアプローチについて詳しく解説していただきました。ファッションテキスタイルと同様、近年は非常に高感度のデザイン性を求められ、様々な機能性を次々に商品化しているインテリア業界の現状。商品を製造する段階から消費者が処分する最終段階へ至るまで、あらゆる場面で関係する環境対策問題への取り組み。また、売り場の変化へ対応したIT分野での新しいビジネスシステムの構築などなど。奥深い「文化提案」業界であることを知りました。石田講師の非常に滑らかな口調と美声での講議は受講者を引き付け、あっという間に6時の終了時刻を迎えていました。 リポート:尾原久永 |
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石田講師
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