イベントレポート
海老原嘉子さんセミナー |
2010年6月3日にTDA第一回スポットセミナーが開催されました。 記念すべき第一回の講演は、ニューヨークから帰国中のギャラリー91の経営ほか、 国際的なデザイン・コーディネーターとして活躍される、海老原嘉子さんにお話をして頂きました。 海老原さんは、1964年にNYに渡米されたそうです。 そして1983年にギャラリー91をオープンされました。 初めての展覧会は、フェイクフード展だったそうです。これは、日本人の発信として デザインギャラリーを「どう発表」し、「どう発信」するか?また「どうプレスに売り込める」のか?一つの掛けだったそうです。 みごとNYタイムスに大きく取り上げられ、大成功だったとの事。インビレーション カードの中に米粒を同封し、音がする事で開封して貰える仕掛けも行われたそうです。 海老原さんの「時代を見る目」と、その「情報の捉え方の鋭さと具現化の的確さ」のお話を、興味深く拝聴させて頂きました。 その他に、美術館や展示会構成、アートフェアの監修など、アートをビジネスに直結 させるお仕事の数々を紹介して頂きました。 成功させる為のポイントとしては、可能性(オリジナリティー)・ターゲット・価 格・ネーミング・パッケージなどをしっかりと組み立てる事の大切さを具体的な事例と、サンプル含めお話し頂きました。 海老原さんのお話をお伺いし、一番記憶に残った言葉は、NYのハイラインを例に「人
が集まる所に新しいウェーブが起きる事。」と言うものでした。
そこに「周到な情報によって仕掛けをする事」その情報を得る為には勿論、「人とのコミュニケーションと繋がり」が大切であり、その為に地道な努力をされている事が良く分かりました。
懇親会は16名の方々にご出席頂きました。
約2時間と言う短い時間ではありますが、台湾料理を頂きながら、皆さん有意義な時を過ごして頂けた事と思います。 |
セミナーの様子 |
懇親会の様子 |