イベントレポート
正念場のJFW JAPAN CREATION |
国内製造の繊維・テキスタイルを一堂に集めた総合展。前回2011S/S開催も世界的な景気後退を背景に、この間「事業仕分」などによる各社補助金の減少でJCは存続を含め議論が行われて来た。そんな中での2011A/Wが開催されましたが、規模の縮少、出展社の減少、来場者の減少が大いに気になります。 2011A/W:出展社は340社、ビジネス・テキスタイルとテキスタイル・プロモーションの2ゾーンで新素材や新技術を提案。今回のJCは秋冬向けを意識した、シーズンを代表する素材「ウールストリート」日本毛織物等工業組合連合会、岐阜毛織工業組合有志(チーム・ギフ)紡績・機屋・染工場、各業界集結、特に目立つのが各県の繊維協会・組合ニット産地(富山県繊維協会)群馬県(織物・ニット・刺繍加工等)オール群馬、石川県は繊維リソースいしかわ等、JC内産地展として、得意の素材をアピール。 |
JFW-JAPAN CREATION 2011 ”進化論の原理”をメインテーマに、 |
4テーマに分類したJFW-JCのトレンド情報を発信・・・インデックスは各社の当シーズンにおける新商品、自信素材を展示2011A/W:JFW-JCの4トレンドを紹介 |
●わがままな美徳 Indulgent Virtue カラー |
●縫製職人の躾 Couturier's Spirit 美しくも斬新で技術とこだわりと意地の融合の瞬間を一枚の生地に託して、世界一ユニークなショーへと誘う。聞こえてくるのはモードの自由な鼓動。艶やかにそして巧みな手法で秘めたる精神を躾ける永遠の色褪せない葛藤。 カラー |
●素顔の微笑 Serene Purity
素顔のままに美しく。スの美しさや、内面の美しさに自信を持つ。ありのままの自分の姿を飾り気のない微笑みで包み、自然と優雅さの中で自分スタイルを貫く。 カラー |
●麗しの逸品 MY Evee‐Present
麗しのファッション美学。時代に流されないタイムレスな魅力。永遠に輝くストイックな美しさを独自の個性で表現する。一生愛し続けるお気に入りの逸品。 カラー |
トレンド&インデックス・コーナー展示風景・・・メインテーマは「進化論の原理」 |
JFW-JC2011A/Wトレンド・ディレクションに基づき、企画開発した出展者のテキスタイル(応募総数1274点)4テーマに編集展示 ・エコテキスタイル・コーナー ・サポートインダストリー・コーナー |
デザイナーコラボレーション |
JFW-JC2011A/Wのトレンドテーマに沿って、JFW-JC出展企業とJFW東京コレクション・ウィーク参加のファッションデザイナーとのコラボレーションにより「日本のこだわり」を具現化し展示、「創・匠・商」の連携を促進。参加デザイナー4名(9スタイル) |
JAPAN Tex-Promotion「ジーンズビレッジ」(産学連携事業) |
日本のデニム素材、製品、福資材から関連プロジェクトを一堂に紹介と「デニムの加工表現」をテーマに、企業と学生のコラボレーション(全国13校40グループが応募)8校8グループが産地研修・実地体験の基、産地企業とのコラボレーションによるFORM (製品)を展示発表・・・切ったり、貼り付けたり、絞ったり、染めたり・・・製品加工に焦点を当てた「デニムの後加工表現」 |
注目の「こだわり」「差別化」・・・出展企業の紹介 |
競争激化の時代、「こだわり」こそ「差別化」の原点と考える「商」マーケットアウトの「発想力」ライフスタイル&ファッション動向 「ユニークな販路」等々。 「産」のこだわり「伝統継承」「技術力」「開発力」「発想力」「デザイン力」が生き残りの条件である。 |
●朝日染色(株): |
●村田刺繍所(群馬県): |
●(株)松井ニット技研: |
●ダイセン(株): |
●森菊(株): |
●(株)グラムス:継続取材中・・・ |
(写真&レポート:志智俊介) |