イベント

イベントレポート

INTER TEXTILE SHANGHAI HOME TEXTILE
 
シルクとウール~北欧の柄・秩父の技~コラボ展
秩父銘仙×スエーデンデザインのコラボレーション展
 

秩父市では、2007年からスエーデン北部似ある「シェレテオ市と産業交流事業を行なって居りこの一環として、2012年にスエーデンと日本で開催した「シルク&ウ―ル~布の文化」展では、両市に共通する伝統的な織物文化に関する品物を展示して多くの現地入場者があり大変な人気でした。

秩父市には古くから養蚕、絹織物の文化があり、「ほぐし織」という技法で国の伝統工芸品に指定されています。スエーデンには寒冷な気候を生き抜くための毛織物の文化が根ざして来ました。

今回はシェレテオ市在住のデザイナーや工芸家との交流により、日本でも人気の北欧デザインを取り入れ織物の共同製作に取り組みました。素材は絹だけでなく、スエーデン産のウール糸を使った織物にもチャレンジしています。この度、スエーデンのデザインと秩父銘仙の技法とコラボレーションした製品の試作品を展示、紹介しています。
今後はこれらの製品を商品化に取り組み、国内外の展示会等々に出展し秩父銘仙の新しい魅力づくりに取り組んで行く。

●秩父市からの参加織元(4社)

寺内織物(株)(埼玉県伝統工芸士) 寺内秀夫氏
新啓織物(秩父銘仙織元)代表   新井教央氏
秩父織塾横山工房(株)代表 横山大樹氏
秩父太織 生産技術保持者 北村久美子氏

●スエーデン(シェレフテ市在住)デザイナー&工芸家

イルヴァ・スタディーンさん イラストレータ-・デザイナー 
アン二カ・エレクソンさん   手工芸作家・イラストレーター
シヤシュティン・シュミットさん 手織物作家
◆スエーデンのデザイナー&工芸家から提案のあった5作品(紹介)
   
 
   
 
 
スウェーデン・デザイナーから提案されたデザインに基にいて、
製作された織物&展示内容を紹介
 
●寺内織物株式会社・・・・シルク・ストールの展示
 
   
 
秩父銘仙 平織物で裏表がない絹織物

●秩父銘仙織元「新啓織物」・・・・経糸整経-奈染-仮織-ほぐし織・・・・着物仕立 

   
   
   
   
   
   
 
埼玉県繊維工業試験場秩父支場の紹介

この施設は、昭和5年9月に秩父絹織物同業組合(現秩父織物商工組合)が秩父地域の繊維産業の工場と振興を図るために建築、埼玉県秩父工業試験場を誘致して、昭和58年4月に埼玉県繊維工業試験場秩父支場に改組され、秩父地域繊維産業の発展のために大きな役割を果たして来ましたが、平成10年3月に県内工業試験場の再編・統合で廃止されることになる。

本館はアメリカ人建築家ライト氏が考案した大谷石積みの外観や昭和初期の特徴的な装飾との調和が建築的に非常に優れており、三角屋根の工場棟や渡り廊下も含め、平成13年10月に国の登録有形文化財に指定されて居ります。このたび「ちちぶ銘仙館」として、秩父織物・銘仙等の歴史上貴重な史料の展示や伝統的な技術を伝承するための移設として、昭和初期の面影を残した形で改修され、ちちぶ銘仙の歴史を刻んだ建物を今、観ることが出来ます。また秩父銘仙の行程を体験し、モノ作りが出来ます。

●住 所:〒368-0032 埼玉県秩父市熊木町8-1
●連絡先:TEL:0494-21-2112 FAX:0494-21-2116   
●銘仙館 
 開館時間:9:00~16:00 
 休館日:年末年始(12/29~1/3)           
 入館料:一般 200円 小中学生 100円

 
   
 
●撚糸・整経場・・・糸繰や整経工程
 
   
●型彫室・・・奈染するための・・・型紙を彫る工程
 
   
 
●奈染室・・・秩父銘仙(ほぐし織)・・・タテ糸を手奈染する工程
 
   
 
●織場・・・秩父銘仙(ほぐし織)の製織行程・・・プリントされた経糸(仮織)をほぐしながら、ヨコ糸を織り込む工程
 
   
 
●展示資料室・・・明治時代~昭和初期の頃の銘仙也秩父銘仙の資料の展示
 
 
   

●手織体験・・・初心者でも簡単に手織が楽しめます
 
 
   
   
 
●型染体験、藍染体験、しぼり染体験、ほぐし奈染体験が出来ます。
 
 
 
 
●各体験には、費用がかかります(事前にご確認下さい)           
 体験ご希望の方は事前予約が必要です
●ちちぶ銘仙館  
 TEL:0494-21-2112               
 FAX:0494-21-2116
 
写真&レポート:TDA広報 志智俊介