この施設は、昭和5年9月に秩父絹織物同業組合(現秩父織物商工組合)が秩父地域の繊維産業の工場と振興を図るために建築、埼玉県秩父工業試験場を誘致して、昭和58年4月に埼玉県繊維工業試験場秩父支場に改組され、秩父地域繊維産業の発展のために大きな役割を果たして来ましたが、平成10年3月に県内工業試験場の再編・統合で廃止されることになる。
本館はアメリカ人建築家ライト氏が考案した大谷石積みの外観や昭和初期の特徴的な装飾との調和が建築的に非常に優れており、三角屋根の工場棟や渡り廊下も含め、平成13年10月に国の登録有形文化財に指定されて居ります。このたび「ちちぶ銘仙館」として、秩父織物・銘仙等の歴史上貴重な史料の展示や伝統的な技術を伝承するための移設として、昭和初期の面影を残した形で改修され、ちちぶ銘仙の歴史を刻んだ建物を今、観ることが出来ます。また秩父銘仙の行程を体験し、モノ作りが出来ます。
●住 所:〒368-0032
埼玉県秩父市熊木町8-1
●連絡先:TEL:0494-21-2112 FAX:0494-21-2116
●銘仙館
開館時間:9:00~16:00
休館日:年末年始(12/29~1/3)
入館料:一般 200円 小中学生 100円 |