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イベントレポート

川島織物セルコン
 
今年のテーマ&キーカラーを教えて下さい

新しいテーマとして、エッセンシャルとアンリミテッドがあるそうです。 近年は巾広いジャンルに発信しているので、コントラクトビジネスにも力を入れているそうです。その事を含め防炎の商材も増えています。 カラーはフレッシュな方向にシフトしています。

 
インスピレーションは何から受ける事が多いですか

花や旅からインスピレーションを受ける事が多いそうです。 特に旅ではスカンジナビアやインドからインスピレーションを受けるとお話されていました。スカンジナビアンの明るい色合いは、ギルドらしさには重要なカラーだそうです。 日本の文化からも、多くのインスピレーションを受けるそうです。

 
常に意識されているキーワード&キーカラーは何かありますか

常に物を良く見る事を大切にして、色々な物を吸収されているそうです。 展覧会や美術館は、意識して多く訪れる様にしています。 近年のキーカラーをしては、「ブルー」を始とするリラックスカラーを挙げられていました。今回2011.01のメゾン・エ・オブジェ(M&O)でも勿論注目のカラーです。また、クリエイトの段取りとしては、織・糸・色にもこだわりを持ち、始めからコンピューターは使わずに、まずはペインティングから始める事を大切にしているとの事でした。描く事はとても大切で、ドローイングをする事を大切に考えているとお話されていました。ただし、大事にデジタルも大切とも言われていました。ドローイングを通じて、デジタルがベストの手法だと認識した場合は、積極的に使用するとの事でした。力がありながらソフトに!!と心がけているとの事でした。

 
物作りをしている事で大切にしている事はありますか
ライフスタイルを考える事を何時も大切に考えているとの事でした。デザイナーズギルドは3人から初めたブランド(ショップ)で、クッション1つのディテールまでもとても大切に気を使って作ってきました。その事を、今でも大切にしています。
 
日本のテキスタイルで興味深い物はありますか
日本では、特に京都からインスピレーションを受けるそうです。
着物が大好きで、ご自身でも日本で購入された帯上げをスカーフとして使用する事も多いそうです。同時に日本の紙「和紙」にも大変興味を持たれていました。多くの物に興味を持ち、さまざまな表現方法の中から、自分のイメージに合ったベストな手法をチョイスする事が、大切と何回も強調されていた所が印象的でした。この好奇心こそが、何時も新鮮なデザイナーズギルドを生み出す根源だと思います。

このインタビューを実現して下さった多くの方々のご厚意に感謝いたします。
有難うございました。
 
2011.01メゾン・エ・オブジェin Parisより
(取材:大場麻美)