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イベントレポート

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文化ファッションテキスタイル研究所 見学会

八王子は古くから養蚕が盛んで、特にネクタイは国内有数の産地として有名だが、1970年をピークに海外製品におされ今はかなり落ち込んでいる、その中でも、みやしんはイッセイミヤケの生地を多く手掛け、世界の美術館にも永久保存されるほどの織物を開発した。しかし近年のファストファッションや大手アパレルのまず値段ありきのもの作りに、おされるかたちになり、2012年10月に自ら生産を中止にした。この出来事は業界に衝撃を与えた。

しかし文化学園が土地を買い取り、工場を生かし、人材育成と産業の活性化を視野に入れた施設として、文化・ファッションテキスタイル研究所が2013年5月に生まれ変わった。みやしんの宮本社長は研究所所長に就任した。

TDAでは今年新たに文化学園大学の松田さんが理事に就任した事もあり早速メンバーを応募し見学会を行った。見学会では宮本所長より今迄の開発の経緯や、織物、糸、染色、加工、複合技術、色など実物を見ながら説明を受け、工場内の生産工程の説明や、保存資料の見学などが行われた。見せて頂いた生地はもちろんの事、保存資料など貴重な布はまさに日本の宝であり、これからの可能性を多く秘めている。

文責:豊方
Shake Hand 3.11 第2回展
Shake Hand 3.11 第2回展
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