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イベントレポート

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第29回JAPANTEX2010出展報告

昨年に続き日本インテリアファブリックス協会のご協力を頂きJAPANTEX2010に出展を致しました。

【出展者数】
159社(国内103社・海外7カ国56社、内訳・中国38社・ インド10社・台湾3社・イラン2社・韓国1社・英国1社・オランダ1社)
【入場者数】
17,837人(前年19,773人 前年比90.2%)

出展概要は、展示コーナー9コマ(81㎡)と最終日(19日)にエントランス特設ステージにてセミナー「インテリアの中のファブリックス~布の力~」を開催致しました。 展示コーナーは3つのグループに分けました。

一つはTDA15周年記念展示(寺井理事長挨拶と一般社団法人化報告・TDA案内・活動報告・西日本クリエーション部会「暖簾」9点展示・西日本ビジネス部会「あびこめ」プロジェクトのトートバッグ展示)、2つ目はテキスタイルデザイン販売と2010年第3版インテリアファブリックス年表「Textile Design WAVE1955~2010」販売コーナー、3つ目はTDA支援プロジェクト「ジュート・グリーンインダストリー」の紹介展示でした。

開催日の初日に高円宮妃殿下のご高覧を頂き、展示内容から「ジュート・グリーンインダストリー」の土壌改良やBOP対策についてご評価を頂いて「いいことをされているのですね!」と言うお言葉を頂きました。そして、古関氏のデザインによる「ジュート・グリーンインダストリー」ティッシュペーパーカバーのご購入依頼を頂きました。

japantex tda

最終日は、エントランス特設ステージにてセミナー「インテリアの中のファブリックス~布の力~」でパネラー杉山氏(熱演で規定時間を延長)と今野氏、司会進行を大場氏が講演されました。100人以上の聴講者があり、杉山氏は時代の流れから現在(効率と安さばかりを追い求める今)を紐解き、偏り過ぎたポリエステル素材の使用に警鐘を鳴らされました。これからはホームファッションにキーポイントを置いて、「布」(ファブリックス)を使った「ソフトファニシング」の事例を具体的な画像で説明をされました。

今野氏はインテリアファブリックスの海外状況を説明され、テキスタイル素材の重視と海外で通じる日本のテキスタイルデザインによって、これからのテキスタイルの未来が切り開かれていていくことの重要性を説明されました。 TDAのブランドマーク「j布‐ecology‐」の活用によってサスティナブル・テキスタイルを世界に告知出来ること、日本の価値の再発見「布の力」によって未来が切り開けることなど、テキスタイルデザインの可能性をTDAから提案が出来たできたJAPANTEX2010出展でした。

 
(文責:東郷)