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イベントレポート

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JFW INTERNATIONAL FASHION FAIR

 JFW・IFFは、2000年にスタート「モードとビジネスの出会いの場」としてファッション業界の新しい展示会が誕生しました。毎年1月と7月に開催している日本最大のファッションビジネスの展示・商談会、今回で25回目の開催です。
2008年7月展から、「JFW INTERNATIONAL FASHON FAIE」JFW推進機構のアパレル関連事業として、国内最大規模のファッショントレードショーへ拡大ファッション業界に貢献。毎年規模の拡大ファッション業界、出展社、来場者の活気を感じる
 出展社は、大手企業から個人デザイナー、東京コレクションブランドまで、幅広い出展社。出展品目も、アパレル(メンズ・レディース・キッズ&ベビー)&ファッションアクセサリー&雑貨をメインに、近年の市場の変化、小売マーケットの変化、売り場の変化などに伴い、異業種の出展(アロマ・化粧品からインテリア・キッチン・ぺットファッション等)垣根を超えたトータルなブランドビジネスがトレンドとした注目。

 
今回の注目イベント企画

第25回となる今回、17ヶ国・地域から670社が出展。
主催者発表の来場者は25.752人前年1月展より若干減少しました。

今回の見所、注目のイベント企画展示・・・下記の5企画の概要を紹介 
  1.「ブライダルスタイル」会場1階中央のアトリウムに前回の5倍となる69社80ブランドの
    出展、多彩な素材(インテリア素材)を取り入れたドレス、エシカルをテーマにした取組、
    ブライダル後の汎用性を考慮した商品提案・・・等々。
  2.「ファッション大賞」毎回、新世代クリエーターの作品が展示される
    「TOKYO新人デザイナーファッション大賞」(繊維ファッション産学協議会主催)
    今回からアマチュア部門とプロ部門の受賞者が出展。
  3.「多彩な海外出展」チャイナプラスワンの有力候補に挙げられているバングラデッシュは
    海外勢として最大の規模で参加、出展企業は40社、アジアからは中国、タイ、インド、
    パキスタン等、欧米からはアメリカの「USアパレル展」の復活出展。
  4.「ジャパンレザーのみりょくを発信」日本の皮革業界の最大組織(日本皮革産業連合会)が
    初めて団体出展・・・バッグ、靴、革小物等「メード・イン・ジャパン」の魅力をアピール。
    業界主催の「ベストレザーニスト2011」に選ばれ、
    今年度の皮革親善大使の俳優・石田純一さんのトークショー開催。
  5.「多彩な催し、復興支援関連企画も・・・」これまで以上に多彩な企画。
    注目は震災復興支援企画「東北コットンプロジェクト」農地に綿花栽培、
    津波被害を受けた漁師を支援する「アドボート・ジャパン」船体に企業・ブランドロゴによる
    広告収入を漁業再建に、また、中小企業基盤整備機構は公開でマッチングイベント
    「ニッポン・モノ・イチ」として出展。

  ・上記の注目イベント企画展示&注目企業・ブランドを取材、下記レポート致します。

 
ブライダルスタイル(自分らしさを楽しむ)ファッションブランド69社80ブランドが出展

 


 

 
 
Tokyo新人デザイナーファッション大賞 繊維ファッション産学協議会主催の展示ゾーン
新人デザイナーファッション大賞とは、1984年㈱オンワード樫山により設立。
これまでに数多くの著名デザイナーを輩出、2004、国の支援により日本の繊維ファッション産業の競争力強化と発展を図る「JFF事業」の一環として、2006年より「JFWinTOKYO事業」さらに2008年からは東京都との共催により、新人デザイナーの育成・ビジネス支援強化を推進。2011年より「Tokyo新人デザイナーファッション大賞」に名称も新たに、繊維ファッション産学協議会が主催、産・官・学の3者共同で若手デザイナーの発堀・育成に取り組んでいる

 

 
●ファッション大賞の展示ゾーンより作品紹介

 



 


 
注目の震災復興支援関連企画 (東北コットンプロジェクト&アド・ボート・ジャパン)

 


 ●「東北コットンプロジェクト」
 津波により稲作が出来なくなった農地に
 綿花を植え、農業の再開や新たな
 産業創出を目指す「東北コットンプロ
 ジェクト」大正紡績と新藤が参加。
 収穫した綿花や商品「天衣無縫」を展示、
 注目を集めていた。


 


 ●「アド・ボート・ジャパン」
 津波被害をうけた漁師を支援する
 「アドボートジャパン」は、企業名や
 ブランド名のろごを船体に載せ、その
 「広告収入」を漁業再生に使ってもらう
 取り組みを紹介。沿岸被災地の支援を提案する
 展示ブースも登場。
 
NIPPON MONO ICHI 「経済産業省と中小企業基盤整備機構」が取り組む市場指向型サポート事業
日本の歴史や伝統の」中で培われた、もっと世の中のスポットがあたってもいいんじゃないかという「良いもの」を市場にひろめようというプロジェクト・・・つくり手の心を、使い手につなぐ。
CREATION SPIRITS「NIPPON MONO ICHI」

 


 


 
 
伝統産地から生まれた「narai」
・奈良の衣(ころも) ・奈良の意(こころ) ・奈良の維(つなぐ)
奈良の産業の1つである「蚊帳の生地」・・・
織る段階でアレンジ、一重と二重の部分を作り織り方を変えることでボーダーが生まれる

 


 
カラフルなレザー小物&バッグ
●「mywalit」2005年イタリア生まれの皮革製品ブランド
印象的なカラーコンビネーショにより、圧倒的な個性と圧倒的な存在感
輸入元:㈱ケイ・コーポレーション

 


 
● 「Kannax」東京恵比寿生まれのカジュアルバッグブランド
ベーシックな無地から星座、イラストレーターの作家シリーズ
発売元:恵比寿Kannax㈱

 


 
多彩なテキスタイルデザインのカジュアルバッグ
各社テイスト、キャラクターを鮮明にした品揃え

 


 

 
USアパレル展(アメリカンカジュアルゾーン)
IFF展の初期には大々的に展開された「USアパレル」が今回復活出展・・・
トレンドは、ミリタリー&ワーク スポーツ&フレッピー
 
 
大胆なブラック&ホワイトのテキスタイル 
小竹正株式会社(アパレル・帽子・バッグ等に)
 

 

「ILSE JACOBSEN」北欧デンマークのレインファッション
世界15ヶ国で展開されている・・・
デンマーク生まれのカラフルでセンスの良い雨の日が楽しみのレインファッション
 
 
 
日本人デザイナーのポリネシアンアート「Mooche」 Mookie Sato氏
彼のベースとなっているポリネシアンアート、ミッドセンチュリーを現在のライフスタイルに融合、
年齢・性別・国・時代にとらわれない世界追求
 
 
PET FASHION・・・まるで子供服です 
ペットマーケットの拡大(ペット市場は現在1兆5000億円 フード以外で4000億円)
ペットマーケット、現在3世帯に1せたいはぺっとを飼っている計算になる程普及、この流れは今後も加速・・・
少子化に伴う家族の一員
 
 

●参考データー市場規模(2010年ベース) ※ペットは上記参照

・インテリアファブリック全体  6453億円(ウインドートリートメント2345億円)
・家庭用家具 6000億円(オフイス家具4000億円)
・かばん(袋物)全体  6352億円
・靴(履物)全体  61兆3245億円
・アパレル全体 6兆9230億円(婦人5兆6150億円・紳士2兆4225億円・子供8855億円)

 
写真&レポート:TDA広報 志智俊介